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おどろかれたはなし [日記]

小学生時代、道徳の授業で見せられたテレビ番組。その主題歌の歌詞が気になるんだ、とおっとに歌ってみせた。

「口笛ふいて~、
あき地へいった~、
知らない子はもういない~、
みんな仲間だ仲良しなんだ~」

知らない子はどこ行ったのさ?

長年ひそかに抱きつづけた、疑問を披露したところ、おっとはちょっと驚いた顔をする。「それ、本気で言ってる?」

え?本気だけど?

「遊ばないかと笑っていった~」の、あとにいなくなっちゃったら何らかの事件に巻き込まれたか、または、彼自身が座敷わらしなどの妖怪的な存在だった可能性を考えるじゃん、ふつうは。

よく考えて、と、言い、今度はおっとが「口笛吹いて~」と歌いだした。

口笛吹いて 空地へ行った
知らない子がやってきて 遊ばないかと笑って言った
独りぼっちはつまらない 誰とでも仲間になって 仲良しになろう
口笛吹いて 空地へ行った
知らない子はもういない みんな仲間だ仲良しなんだ~~♪

言われた通り、よく考えながら聴いて、そして、

「わかった!!」

「知らない子」と遊んだ結果、「知っている子」になった、イコール「知らない子」はいなくなった!!なるほど、そういうことだったのか~、わたしてきにはかなりのアハ体験で、大興奮だったのだが、おっとはそのような勘違いをするひとがいることに「かなりびっくりした」とのこと。

どうでもいいはなしだけど、わたしと同じ勘違いをしてたひとがいるといいなあ、と思って。

(おしまい)
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猫のはなし [日記]

休みの日にはときどき、近所にある、猫専門の高級ペットショップに行く。
おっとは子供のころから何匹も猫を飼っていて、結婚後は猫がいない生活を続けているものの、ときどき恋しくなるらしい。子猫を見る目に半端ない愛情があふれているので、めざとい店員さんにしょっちゅう声をかけられている。

今日も、「ついつい、にやけちゃいますよね~」と、店員さんが言うのが聞こえて、おっとを振り返ってみるとちょっとその顔はどうなのよと言いたくなるほどのにやけぶりでマンチカンを眺めている。彼の猫愛を瞬時に見抜いた店員さんが、「いま、猫ちゃん飼ってるんですか?」「どんなタイプの猫ちゃんがお好きなんですか?」とつぎつぎ質問するのに、「昔はいっぱい飼ってたんですけど、今はいないんです」「長毛じゃなくてthe猫って感じの短い毛のやつが好きですね」と正直にお答えしている。昔はいっぱい飼っていた、の「いっぱい」ってところに、実はいまも飼いたいお気持ちがあふれてるよな、と思ったが、プロ店員はそれを決して見逃さない。「ちょっとまっててください」、とロシアンブルーの子猫を檻から出してきた。今日仲間入りしたばかり、という、the猫って感じの短毛種をつれてこられて、おっとの呼吸はときめきではあはあだ。「抱っこしてみますか?」なんて聞くまでもないだろう、店員。

手を消毒して、椅子にすわり、膝に猫をのせてもらうとおっとはもうとろとろで、にやけちゃう、どころの話ではない。やれやれと眺めていたら、ロシアンブルーはこちらにきたくて仕方がない様子。猫を飼った経験のないわたしはちょっとビビったのだが、どうぞと店員さんが渡してくれたちいさい子を受け取ってしまった。
膝にのったちいさいグレーのふわふわしたやつをおそるおそる撫でてみると、まあ、なんてやわらかいのかしら。その毛のすばらしい手触りに驚き、「やっぱり高いやつは違う」と明らかにおっとの実家の雑種猫をディスった発言をしてしまったのだが、おっとも「毛並みが違う」と納得のご様子。ロシアンブルーは「神経質な描種」なのだそうだ。もしわれわれがこの子を飼ったとしたら、われわれにしか懐かないという。「お客さんが来たらすぐに隠れて、半日はでてこないでしょう」、初対面のわたしの手をべろべろなめているこいつが、そのような内気な性格だとは思いにくいが、でも、そういう性格はきらいじゃない。「ごめんなさいね、うちの子人見知りで~」、と客に言い訳する自分を妄想し、悪くない、と思った。「ふみふみしてますね」店員さんにいわれてみると、ロシアンブルーはわたしの膝で前足を交互に動かしてふみふみしている。お母さんのおっぱいを飲むときのしぐさなのだそうだ。「リラックスして甘えているときの行動です」、まじか。おでのようなものに甘えてくれるのか、お前は・・・。すでにこのちいさいやつを愛し始めているわたしに、店員さんが言う。「去勢手術をすると猫ちゃんは飼い主さんを死ぬまでずっと母猫だと思うようになるんです」。母猫、おでが母猫に・・・。ロシアンブルーに指を甘噛みされながら、死ぬまで自分に甘え続ける猫と暮らす人生を妄想。あまりの幸せにくらくらする。

「猫アレルギーは大丈夫ですか」、店員さんの質問ではっと我に返った。「実はそうなんですよ」わたしを指さして、おっとが答えている。「じゃあ、しっかり様子をみたほうがいいですね」、店員さんも慎重に言うが、いまのところ痒くもなければくしゃみもでていない。「いい猫なら大丈夫かもしれない、拾ったやつだからアレルギーでたけど」、ロシアンブルーを取り上げられたくない一心で、おっとの実家の猫を「拾ったやつ」とまで蔑んでしまったが、「それはあると思う」おっともあっさり同意。「実際、それはあります」、店員さんもいう。ちゃんとしたブリーダーさんのもとで生まれて、一度も外に出さずに飼っている猫はアレルギーが出にくいのだそうだ。じゃあ、しっかり触って、アレルギーが出ないかどうか試します、とこれでもかとグレーの子猫をなでまわし、顔を近づけた後、未練たっぷりに返して店を出た。
今日一日様子をみて、アレルギーがでなければ大丈夫だ。猫エッセンスがたっぷりついている手で顔や首をさわって、これでかゆくならなかったら飼える、すぐに迎えに行くからね、と、こころの我が子に約束する。

ところが、結論から言うとアレルギーはでた。まず、目がかゆくなり、アレルギーテストのつもりでべたべた触った顔や首が赤くなり、やばいやばいと手を洗い猫エッセンスを除去するも、しばらくの間かゆかった。実は、かつてアレルギー検査をしたとき、一番強く出たのが猫アレルギーで、お医者さんに「猫にかまれたら死ぬレベル、でも猫は噛まないからよかったね」と言われたのであった。高級なやつでも拾ったやつでもわたしには毒になるのだ。わたしは一生、母猫にはなれない。

なんか、かなしいはなしで、すみません。

(おしまい)

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