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脳の衰えのはなし [おとな]

ブログを更新するのは、約5年ぶり。
なんとかかんとかPWを思い出せたので、ぎりぎり更新できました。
ご無沙汰しております、みなさま、お元気ですか?

はてさて、直近更新の日記はどんなんじゃろなと遡れば、
2011年11月、ドイツ語の宿題について書いております。
やる気がでないとかなんとか、うにゃうにゃ言っております。
あのとき、うにゃうにゃせずにばりばり宿題をこなしていたならば、
うげげごげげげうげごげげ・・・・、
5歳若い自分のなんと愚かでくるくるぱーなことよ。。。
後悔めちゃめちゃ深けれど、ちょー先に立たず、

現在、2016年10月、帰国してかれこれ、まあまあ経ちます、

月日の流れの、いやはや、なんとはやいことか。
うすぼんやり勉強していた、ドイツ語はとうに忘れました。
中高年の私にとってもはや、うすぼんやりと勉強するということは、
ご飯食べることやトイレに行くことと同じ。
忘れるも何も、脳はそもそも記憶していないのでございます。

「うすぼんやりと勉強してたのに、
脳は覚えてるものね、そして、意外に忘れないものね」

なんてぇことをけろけろ言っちゃう若者時代が、
ふっ、わたしのようなものにもあったのでございますが、
今や、必死に勉強したって脳はなかなか覚えない。
そして、すぐ忘れる。

この物忘れの良さに救われることもなくはないのでございますが、
困ることのほうがいっぱい。
だけど、しょうがないじゃない、長く使ってんのよ、衰えちゃってんのよ、わーん。

しかし、人間というものはそうやすやすと成長しないものでございますね。
5年ぶりにブログを更新した理由は、やらなきゃいけないお仕事からの逃避なのでした。
うげげごげげげうげごげげ・・・・、
ごめんな、5年後の自分。

そういうものだ。

(おしまい)
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カレーじゃんけん [おとな]

バスの車中でのこと。
おでのうしろに座ったのは、小学生の男子2人。
二文字しりとりをしている。

「そら。」
「ラメ。」
「ラメってなんだよ?」
「あるじゃん、きらきらしたやつ。」
「あ~わかった。じゃあ、メラ。」
「メラってなんだよ?」
「ドラクエだよ。」
「あ~わかった。じゃあ、ラク。」

周りに気を使って小さい声で遊んでいるが、
前の席のおでにはもろ聞こえであった。

「ラクってなんだよ?」

おでも一緒に心のなかで突っ込み、返事を待った。
ラクは「楽ちんのらく」、だった。
あ~、わかった。と、納得して『く』で始まる二文字の言葉を考えていたら、

「しりとり、盛り上がらないね。
カレーにしない?」

え~、盛り上がってたじゃん。
今、「くさ」って思いついたのにー。
草のくさ。
てか、いま、「カレーにしない?」って言った?
カレーってなに?おで、知らないけど?

しかし、ふたりはおでの心の声による質問を完全に無視し、
じゃんけんを始めた。

チョー辛、チョー辛、パー辛、パー辛、パー辛、グー辛…

掛け声とともにジャンケンをしている様子に、
「ふっ」と大人の笑みがこぼれる。
おでも昔そういうのやったことあるわ。

チョー辛がチョキなんだろ。
パー辛がパーで、グー辛がグー。
でも、これは完成度てきにもうひとつだな。
チョー辛はまあいいとして、パー辛とグー辛なんてカレーはねえよ。
その点、おでのやってたじゃんけんは完成度高いぜ。

チョキは朝鮮。
パーはハワイで、グーは軍艦だ。
戦後のにおいがするけどな。

おでが心のなかで威張っても、子どもたちはおかまいなしでカレーを続けている。

パー辛、パー辛、グー辛、グー辛、グー辛、

みず!

「え?みず?」
驚いて振り返りそうになるのを、ぐっと耐えた。

「あー、負けたー。」

悔しげな声が聞こえる。
「みず」によって勝負が決まったらしい。

あ~、わかった。カレーだから、水なのか!
チョー辛でパー辛でグー辛だから、水を飲まなきゃ辛いもんな!
でも、勝ち負けはどうやって決まったの?
いつ水って言えばいいの?おで、わかんないんだけどー!!

心のなかで激しく叫んだにもかかわらず、少年たちは無視してバスを降りてしまった。
冷たかった。

(おしまい)

追記:小学生の子どもをもつ友人に聞いたところ、あいこのときに「水」と叫ぶのだそうだ。
    たぶん、先に叫んだほうが勝ちとか、そんな程度のルールだろう。
    ふっ。(←大人の笑み)

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最近の年寄りは若い [おとな]

おかんが遊びに来た。
久しぶりに会った、おかんは、

また太った。

「お母様は、あ、あいかわらず、ふくぶくしいですな。」

おでが言うと、いや~な顔をしていたが、
『福福しい』は褒め言葉だと思う、たぶん。

待ち合わせた、東京駅をでて大丸百貨店に行き、
レストランフロアでお昼を食べた。
太っているひとが食べる姿は、非常に福福しい。
見ていると、こちらまで幸せになる。

「うまいか?」

微笑を浮かべて聞いた、おでに、
またしても、いや~~な顔をしていたが、
ふくふくとした顔を見ていたら、
赤ん坊に食べさせているような気分になってしまったのだから、仕方ない。
昼食はおかんの奢りなので、食べさせてもらったのはおでなんだけども。

4時半から歌舞伎の夜の部を見る予定だが、
まだ時間があるのでとりあえず銀座に移動した。
「千疋屋でフルーツパフェを食べよう。」
と言っておかんを喜ばせ、歩き始めたのだが千疋屋が見つからない。
おでの記憶は、「大きい道沿いにある」という非常にあいまいなもので、
中央通りだったような気がして歩いていたのが間違い。
あるわけがなかった。
千疋屋は晴海通り沿いだ。

「いい運動になる。」

と、さんざん歩かされてもニコニコしている、おかんを見て不安になる。

このひと、そろそろ死ぬんじゃねえか?

いつもなら、何もそこまで言わなくってもいいじゃない、と、
思わず涙がこぼれちゃうくらいキツイ文句を言うはずなのに、
おかしい。

「最近、健康状態はいかがですか?」

真面目に聞いてみる。

「大丈夫だっつーの。」

ものすごくいや~~な顔をしている。
おかんは健康状態を聞かれるのがキライなのだ。
不機嫌そうな意地悪面を見て、ああ、よかった、

まだ、死なねえな。

と安心する。

結局、千疋屋にはたどりつけず、適当に入った店でおかんにスイーツを食べさせる。
(またしても、おかんの奢りなので実際食べさせてもらったのは、おで。)
ぽっちゃりした指で、木苺をせわしなく口に運びながら、
気がついたら60歳になっていて、本当にびっくりだ、というようなことをおかんが言うので、
こないだ聞いた話を披露する。

今のひとは、昔のひとに比べて実年齢より15歳若いという。
例えば、60歳だったら、昔の45歳くらいの体年齢らしい。

「そうかもしんない」、とおかんが、
「こういう歌知ってる?」と歌い始めた。

 村の渡しの 船頭さんは
 今年六十の おじいさん
 年はとっても お船をこぐときは
 元気いっぱい 櫓がしなる
 それ ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ

聞いたことのある、古い歌だった。

「今年六十のおじいさん、ってんだからね。」

おかんは納得顔で、またスイーツを食べ始めたが、
久しぶりにおかんの歌を聞いて、まぶたがじわっと熱くなった。

ヤバイのは、おでか?
そろそろ死ぬかもしんねえ。
なんつって、それは冗談。

年取って、母もおでも確実にカドがとれてるなと思った。
実年齢マイナス15歳は身体年齢の話で、
精神はちゃんと年齢なりに熟成している。
おかんは61歳、おではもうすぐ38歳だ。

(おしまい)

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わからないはなし [おとな]

今日はいい陽気であった。

夏はこのくらいでいい。
いつも、この程度の暑さでいいんだよ。
頑張りすぎちゃだめだ、夏。

「今日はすごしやすいねー。」

昼休み。
ご機嫌で歩いていたら、友人が、

「うちの子たち、今日プール行ってんだよね。」

という。

ははははは、今日はプールには残念だわねー。
プールは猛暑日じゃなくっちゃー。

「チビ太たち、かわいそうー」と悪笑いした後、「おや?」となった。
プールって、何が楽しいんだろうと。
暑ければ暑いほど、プール日和。
猛暑の中、水につかったら涼しいかもしれない、だけど、

エアコンの効いた、家にいたほうがよっぽど涼しいぜ。

「プールなんて、今や、全然行きたくねーな。
なんであんなものが楽しかったんだろう、おで…」

おとな発言をしたあと、
友人は子育て中なのでひょっとすると、
おでが忘れてしまったプールの楽しさを今でもわかるのかもしれないと思ったが、

「ホントそうだよー、プールなんて絶対行きたくないー」

友人はおでに輪をかけて、めちゃイヤそうであった。
それは、身にしみてプールの辛さを知っている顔であった。

体温に近いほどの猛暑の中、外にでる。
もう、そこからさっぱり分からない。
仕事ならば仕方ない、お金は大事だよ。
しかし、子どもは夏休み。
家でごろごろしてればいいじゃん。
しかも、プールは有料だ。
大事なお金を払って、なぜわざわざつらい目に遭いに行くのか。

子どもの考えることはわからん。
そもそも、プールがわからん。
水泳というスポーツ以外の理由で存在するプールがわからん。
端的に言うと、屋外にあるプールがわからん。

「チビ太たちが市営プールに行こうとか、言うんだよー、
もんのすごい、ヤダよー。」

わかる。
オカンの気持ちは、非常によくわかる。
おでが親だったら、なんとか子どもを騙して、
家でwiiやって遊ぶ方向にもっていこうとするだろう。

とか、言っている現在のおでだが、
子ども時代は、プールに行きたくて仕方がなかった。
夏は真っ黒に日焼けした、痩っぽっちの容貌から

「ゴボウ」

とあだ名された小学生だったのだった。

いつ、プールが嫌いになったのか、
考えてみたが、よくわからなかった。
たぶん、ほげほげれ~としているうちに、おとなになっていたんだと思う。

あばよ、プール。

(おしまい)
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